「腰が痛い」と仰る方のなかには色んなタイプがありますが、かなり多いなぁと思うのは
◆長時間座っている時、もしくは長時間立っている時に痛くなる
◆寝る時など仰向けになると反ってる感じがして痛い
という方々です。
過去に、事故や怪我をしたことのある方や
持病や生まれつき背骨に変形のある方を除けば
ほとんどの原因は「運動不足が原因の筋力低下」です。
(でも、出産はある意味事故です…。産後医師の許可が下りればできるだけ早めに骨盤周りの調整をオススメします。)
運動不足が原因ですよというと、
◆毎日歩いてます、走ってます
◆ストレッチは毎日してます
と言い訳してくれる方がいるんですが…(笑)
下半身(足首、膝、股関節)のアライメントが整わないまま沢山歩いたり走ったりして筋力をつけてしまうとどうなると思いますか?
…そうです。歪みを更に悪化させます。
悪化させると、腰痛に影響を及ぼすのは想像できますよね。
もう一つ、
下半身(足首、膝、股関節)のアライメントが整わないまま沢山歩いたり走ったりして筋力をつけてしまうと
正しくない位置に筋力がついてしまっているので
アウターの筋肉に引っ張られてしまい
正しい位置に整えるまで結構時間がかかります。
そして、毎日ストレッチしてるのに!と思っている方…
ストレッチとは筋肉を伸ばすことですよね。
筋肉を伸ばし続けたところで、筋肉量は上がりません。
ヨガで伸ばしすぎて腰を痛め私のパーソナルを受けられているお客様もいらっしゃいます。
(ただ、勘違いしてほしくないのは、適度なストレッチはめちゃくちゃ大切です!!)
私たちは当たり前に重力の影響を受けて生活しているので常に押しつぶされてしまわないよう筋力で反発して関節を守っておく必要があります。
(足首、膝、股関節、肩関節はもちろん、背骨もブロックが沢山連なった関節です。)
だから、筋肉ってすっごい大切なんです!!!
別にムキムキになる必要はないよ(笑)
では、重力に反発出来ないとどうなっていくのか…
反り腰に特化していうと、こんな感じです。
↓↓↓↓↓
①腹筋下部が弱いので腰椎の関節が圧迫されつまりを感じる
②反り腰になり腰椎を丸めづらくなる、動かしづらくなる
➂痛みを感じ始める
④ヘルニアやギックリ腰の可能性が高まる
⑤実際にヘルニアやギックリ腰になってしまった
腰痛に悩んでいるあなたは、今どの段階ですか?
痛みや違和感を感じているなら、すぐに対処しましょう。
なぜこんなにもしつこく腰について語るのいうかと言うと
ピラティス始める前の私は
めちゃくちゃ反り腰でギックリ腰だったからです。
もう何年も前の話ですが(笑)
筋力をつけるならピラティスじゃなくても普通の筋トレでいいじゃん。
と思う方もいると思いますが、先程もチラッと言ったようにアウターの強い筋肉を先に鍛えるとインナーの深層の筋肉が起動しにくくなり身体の癖や歪みを強くします。
実際に「筋トレで腰を痛めたのでピラティス始めました」という方はかなり多く私のお客様にも数名おられます。
ピラティスはインナーをメインに骨に近い部分から整えていくのでアウターのトレーニングをしたいならピラティスをやってからでも全然遅くないんです。
これから何十年もこの身体で生きていくのに
ずっと腰に悩み続けますか…?
「老後」の身体の話をするとまだまだそんな心配いらないよと笑う人がいますが、
きっとほんとの老後が来た時に笑っているのはピラティスを続けている人達ですよね(笑)
↓この写真、インスタのストーリーズにあげたらかなり反響があったのですが1レッスンのBefore/Afterです。
Beforeの写真は全く腹筋下部を使えていないので腰に上半身がぶら下がっているような状況です。
こんな姿勢で重い物を持ち上げようとしたら絶対腰を痛めます。
一方、Afterの写真は腹筋下部に物凄く意識を向けコントロールし腰椎を丸めています。
この写真はロールアップをしてもらっているので丸めて上がってくるのが正解です。
ふとした瞬間に痛めやすい腰回りは、
普段から正しい身体の使い方を身に染み込ませておきましょう。